こんにちは！
東京都大田区に拠点を置き、橋梁などのインフラ工事事業を展開する株式会社マックワンです。
本記事で紹介するのは、吊り足場での作業時に求められる資格「玉掛け技能講習」についてです。
なんのための資格なのか、また講習内容や受講資格についても解説します。
 

玉掛け技能講習とは

この資格は、工事現場などでクレーンを扱う際に必要な国家資格です。
資格名にある「玉掛け」とは、クレーン使用時に荷物をかけたり取り外したりする作業を指す言葉です。
安全衛生法第61条と76条に基づき、玉掛けの含まれる作業は、この講習を修了した者だけが行えると規定されています。
 

玉掛け技能講習の内容について

玉掛け技能講習は、扱う荷物の重さによって名称と内容が異なります。
 

1．玉掛け特別教育（重量1トン未満）

学科（講習時間計5時間）ークレーンなどに関する知識、玉掛けに必要な力学に関する知識、玉掛けの方法、関係法令
実技（講習時間計4時間）ー玉掛け、運転のための合図
 

2．玉掛け技能講習（重量1トン以上）

学科（講習時間計12時間）ークレーンなどに関する知識、玉掛けの方法、玉掛けに必要な力学に関する知識、関係法令
実技（講習時間計7時間）ー特別教育と同一
 

所有資格次第で免除される講習内容

「移動式クレーンまたはクレーン・デリック運転士免許」「楊貨装置運転士免許取得者」の所有で「玉掛けに必要な力学に関する知識」が免除、
「小型移動式クレーン運転技能講習または床上操作式クレーン運転技能講習修了者」の所有で「運転のための合図」が免除されます。
 

講習資格と費用について

18歳以上であれば基本的に誰でも受講可能です。
受講費用は、玉掛け特別教育で2万円程度、玉掛け技能講習で2～4万円程度です。
 

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